靴の戯れ言

こうべくつ家で作られる革靴やイベント、靴教室について

BUILD with Portierra / 003|足あたりがよく、長く履ける春夏の革靴

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BUILD with Portierra / 003

限りなくシンプル
足あたりがよく、長く履ける春夏の革靴

 
 「限りなくシンプルな足元」をコンセプトに展開するBUILD with Portiera(ビルド・ウィズ・ポルティラ)の新作が完成。#003と名付けられたスリッポンタイプのサンダルは、アッパー内側のカッティングが特徴的なデザインとなっており、夏場のコーディネイトにぴったり。

 

 ソフトな足あたりで履き心地は良く、ジャストサイズで履いた時は甲がしっかりフィットするため、踵の抜けが少なくフィッティングは良好です。またソールのゴム部分は減ってくれば交換が可能なので、繰り返し長く履くことが可能。

 

 夏場に素足で履くもよし、春秋に靴下で履くもよし。足を守る革靴の作りを継承しつつも、軽やかな足元を演出します。

 

 

価格¥22000(税込24200)/納品まで約4週間

 

5月展よりオーダー開始

 

*さまざまなカラーでのオーダーが可能です

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古き良きアメリカのデザインと、原始的なソールをクラフトワークで結ぶ

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kokochi sun3 / GYATOR 006

アメカジ × 原始時代
古き良きアメリカのデザインと、原始的なソールをクラフトワークで結ぶ

 
 鮮やかな色合いの力強いロゴが配された缶や、ブリキのデスクランプ。そしてワークブーツ。古き良きアメリカのモノの佇まいは、そのどれもが無骨でシンプル。私はモノを通し、その大らかで良い意味アバウトであろう、彼らの生活を想像しながら、少し昔のアメリカに思いを馳せるのが好きだったりします。


 本作のアッパーのデザイン・モチーフはアメカジ。少しタイトに合わせたリーバイス501をロールアップし、靴下を見せながら履くとハマりそうなチャッカブーツ。ブーツといっても丈は程よく短めにすっきりとさせ、履口は広くフィッティングは良好。また側面から見えるシャープさと、上から見える少し間の抜けた顔立ちとのギャップは、古き良きアメリカへのオマージュと、ブランドの遊び心がフィットした部分かもしれません。さらに何といっても極め付けは、“あのミッドソール”。原始的なギャートル・ソールと、アメカジベースのデザインとのミクスチャーが本作の醍醐味となっています。

 

続きはこちらよりご覧くださいませ

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2021年5月展 CRAFTWORK

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2021年5月展

CRAFTWORK

 

5月で15年目を迎える、こうべくつ家。

節目となる本展のテーマはクラフトワーク

カップソールやラスト・カスタマイズなど、手仕事でしかなし得ない技の数々に今一度視点を当てました。

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

 

□日時

4月24日(土)から5月9日(日)

11時から18時 *4/29、5/6は定休日

 

□場所

こうべくつ家

神戸市須磨区須磨浦通5−5−24

 

□イベント特設サイト 

https://www.kutsuya-koubou.com/event/2021_5gatsuten.html

 

*駐車場はございませんので、お車の際は近くのコインパーキングをご利用ください

*新型コロナウィルスの影響により、変更・中止の可能性がございます

 

 

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こうべくつ家の靴教室へご参加の皆様へ

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こうべくつ家の靴教室へご参加の皆様へ。

 

ただいまゴールデンウィークに実施予定の受注会の準備に追われているため、直近より約1週間で予約が入ってないコマを休講とさせていただいております。ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。来週中(4/9ころ)には通常どおり実施いたします。スケジュールご参照いただきましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

 

 

教室の詳細・見学はこちらより

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ラスト・カスタマイズ|My 木型の作り方


ラスト・カスタマイズ| My木型の作り方

 

“ My木型を作る”

足にあった靴を気軽に作るためのラスト・カスタマイズ

 

足の形にほど近い木型を使って作られた靴は、そうではない靴より俄然履き心地がよいわけです。

でも、ゼロから自分用の木型を作るとなると、相当コストがかかるので気軽に作るわけにはいかない。

 

横幅が狭く甲が薄い人も。

横幅が広く甲が高い人も。

 

”誰でも気軽に、自分の足なりの靴を履くことができたら・・・”

 

ラスト・カスタマイズとは、履き始めから快適なフィッティングで履ける靴を作るため、木型を履き手の足に合わせ加工するサービスです。

 

木型カスタム料 ¥20000(22000)。

2021年4月下旬よりオーダーいただけます。

 

お問い合わせ

mail@kutsuya-koubou.com

 

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新作の創作

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kokochi sun3 の新作の創作。

今回は2つのキーワードが鍵を握ります。

 

作業もお大詰め。

ご期待ください。

 

 

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靴作家の道具|カッターナイフ

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 「包丁は革以外のものと接触をさせない」。というのが私のこだわりです。例えばビニ板(机に置く分厚いビニールシート)の上で革を切る場合と、そうでない場合とでは、包丁の刃の寿命が随分変わります。ビニ板に接触した刃の寿命は短く、そうでない時よりも研がなければいけない頻度が多くなります。ならば、平らな革をビニ板の上で切るときは、どうすれば良いのかというと、私はカッターナイフを使います。2ミリほどのアッパーに使う革を切る時も、5ミリほどある分厚い革を切るときも、刃の設置面に革以外が当たるときの出番は、カッターナイフとなります。

 

 使用している本体は「オルファ・Ltd-8AL」。替え刃は「貝印・職専LV-20」です。今まで様々なカッター本体と替え刃を試してきましたが、現時点で革を切るのに最適な組み合わせがこれになります。特にタンニンを多く含んだ革はこの組み合わせでよく切れます。本体は適度に重量感があり、手にほどよく馴染みますし、替え刃はよく切れ、寿命も長いです。包丁だと切れなくなると研がなくてはいけなくなり、手間は増えますが、これなら刃先を折ればすぐに使えます。

 

 ただ純正のままで本体を使用すると、作業に支障をきたします。何故なら、「貝印・職専」の刃がオルファの替え刃より薄いため、切る時にグラグラと刃が動いてしまい使いにくいからです。ですので、この組み合わせで使用する時は、ソフトハンマーなどで、カッター本体の刃の出口を叩いて、「職専・替え刃」の厚みにしてあげる必要があります。そうすれば安定感のある使用感を得られます。

 

 このような様々な試行錯誤は、全て「いかに効率よく、美しく靴を仕上げることができるか」というゴールに直結していきます。

 

 

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