靴の戯れ言

こうべくつ家で作られる革靴やイベント、靴教室について

一枚革のスリッポン

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もともとは1枚の楕円形の革。

そこの真ん中に切り込みを入れ。

木型に被せ、吊り込んでいく。

 

つま先から徐々に釣り込んでいったら、

踵がずいぶん余ってしまって…

 

どうしようかと考えあぐね。

折り畳んだら、見たこともない踵の形になった。

 

普通の職人さんなら考えるはずの。

どうやって綺麗にいせ込むかみたいなのが。

わたしには全くなくって。

 

そこの美意識は欠落しているようで。

少し困る時もあるのですが…

 

 

 

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が故に出来上がったデザインがこれ。

一枚革のスリッポン。

 

丸いです。

そして、ぽってりしています。

 

 

 

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名前は MUKU 。

先日オーナー様がお迎えに来てくださいました。

 

ゆっくり馴染ませて。

末長く履いていただけますよう!

ありがとうございました。

 

 

 

 

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15周年祭のイメージフォト

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『 始まりのつづき展 』@ こうべくつ家

 

2022年4月30日(土)から5月8日(日)

 

11時から18時

*5月6日(金)は店休日

 

兵庫県神戸市須磨区須磨浦通5-5-24-1F

お問い合わせはこちら

 

 

 

こうべくつ家15周年の展示・受注会を神戸の工房で実施します。

今回は多くの方々にご協力いただき、大規模なスケールでの開催となります。

 

皆様。

日程を押さえて、是非、工房までお越しください。

 

どきどきと。

夢のような時間を一緒に過ごしましょう。

 

詳細は追ってお伝えすることにして。

ひとまずはイメージフォトをアップいたします。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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靴作家のビスポークシューズ

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西成製靴塾のクラファンに参戦中です。

出展中の商品は、靴作家のビスポークシューズ。

 

デザインを話し合い。

木型を、履く人の足に合うように作り。

製法や素材を吟味します。

 

結果。

 

世界に一つだけの、

何年も、何十年も履きながら

使い手とともに育つ、オリジナルシューズが完成します。

 

 

 

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これは私にとって初の試みであり。

挑戦でもあります。

 

誰か一人のための創作。

ってどんな感じなんだろう?

 

 

 

 

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と。

 

心がワクワクとしていて。

同時にソワソワを不安を抱えています。

 

そんな時に生まれるモノは

大抵がキラキラしています。

 

 

 

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靴職人ではなく。

靴作家のビスポークシューズ。

 

それは。

 

遊び心があり。

悪戯なディティールでありながら。

芯をついた、一生履けるモノ。

 

“革靴” ではなく、あえて”モノ”

 

カテゴリーやジャンルを超える。

概念をもなくしたところにある”モノ”。

その可能性を一緒に創ってみたいなと感じています。

 

 

 

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クラファンの終了まで約1週間。

 

なんかおもしろそーだー。

って方は是非、ご協力ください。

 

いただいたオーダーは

皆さんおご要望に応えられるよう

必死にしがみついてお作りさせていただきます。

 

どうぞ、よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

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□靴作家のビスポークシューズの作り方

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1.まずはデザインを決めます。

 

オンラインでも、

実際にお会いしてでも。

いろんな妄想をぶつけ合いましょう。

 

 

 

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2.マイ木型を作ります

 

自分の足にぴったりの木型を作ります。

メジャーリングシューズという特殊な靴を使います。

これがあれば合えなくても採寸ができます。

マイ木型を作っておくと、2足目以降もこれで作れますね。

 

 

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3.色、素材、製法を吟味

 

どの色・素材で。

どの製法で。

などを具体的に決め、ラフサンプルを作ります。

 

出来上がったラフを履いてみて、変更点などを見つけていきます。

そして、いよいよ本番の制作へ。

 

 

 

 

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4.完成・納品

 

世界で1足。

皆さんにとっても、私にとってもかけがえのない靴となるでしょう。

最高の1足をお渡しできるよう、尽力します。

 

歩くこと。

身につけることを楽しめる1足を!

 

 

 

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胸が躍る

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子供の頃に自転車を分解して、

訳もわからず組み直して、ペダルを漕いだら

ことごとくチェーンが外れて、散々な目にあった。

 

懲りずに何度かやってたら。

なんとかちゃんと、走れるようになった。

 

そしたらもっと直したくなり

カリカリと音を立てている母親のそれを直したら、

大いに褒められて心が躍った。

 

とっても楽しくなる。

そんな時、とっても、とっても楽しくなる。

 

その理由なんて、わからないけれど。

それでいい。

 

自分の靴を自分で作って。

もっと作りたくなったら、大切な人のために靴を作る。

 

それでももっと作ってみたいってなって。

バッグとか、ギターストラップとか、革小物とか。

 

とにかく。

興味あることはやってみる。

 

大の大人が思いっきり遊べる。

胸が躍るような、そんな場所であれば。

 

 

 

 

こうべくつ家の靴教室。

5月のスケジュールを更新いたしました。

 

www.kutsuya-koubou.com

 

 

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靴が靴と呼ばれる前のそれ

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行き交う人並みに。

目の前を通り過ぎる人。

 

誰か気づいてくれ!

心で叫びながら、道端で靴を作る日々。

 

どうしてみんな、

興味を示してくれないんだろう。

 

ちくしょう、今に見てろよと。

かれこれ10数年前。

 

この悔しい思いが

私に ”kaza-ana” を作らせました。

 

誰もみたことのない靴を作ってやる…

 

デザインコンセプトは、”靴が靴と呼ばれる前のそれ”

時は原始の時代まで遡ります。

 

野山を裸足で駆け回っていた

私たちのご先祖さまが纏っていたものをイメージし作られたそれは、

ブランドのユニークな象徴として今も進化を遂げながら、未だ現役です。

 

以下イベントにてご覧いただけます。

お時間ございましたら是非お越しください。

 

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西成製靴塾のクラウドファンディングに参戦中です。

ご支援よろしくお願いいたします。

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とびっきりの靴で

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コロナがやってきて

なかなか外出できないんだけど

 

たまに出かける時くらいは

とびっきりの靴を履いて歩きたい

 

と。

オーダーいただいたのはザンパノ。

内羽根式のウィングチップ・ブーツです。

 

つま先の、大きく緩やかなウィングや

足首の前から踵に向かう曲線。

 

その優美さと対極にある堅牢なソールなど。

1足の靴の中にあるアンビバレンスが魅力的なブーツです。

 

アッパー、ライニング、ソール。

約95%を革で仕立てた、育てる革靴。

 

リペアを繰り返しながら

何年も、何十年も使い続けることを目的に作られた革靴。

 

しばらくすると甲に皺が現れて。

靴底は柔らかく。

まるで自分の足のようになってくれるはずです。

 

オーナー様。

いろんな場所へ連れて行ってあげてください。

 

そしてまた。

お会いできることを楽しみにしております。

ありがとうございました!

 

 

 

本作もご覧いただけます。

お時間ございましたら、是非お越しください。

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西成製靴塾のクラウドファンディングに参戦中です。

ご支援よろしくお願いいたします。

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15周年

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2007年5月3日。

ゴールデンウィークの渋滞に巻き込まれながら、仲間と共に運び込んだミシン。

 

住居兼工房。

古い2階建ての民家から こうべくつ家 は始まりました。

 

神戸のな、

家みたいなところで靴つくっとうからな、

こうべくつ家 にしとけ。

 

と。

酔っ払った先輩に強引につけられた屋号は今も健在です。

 

2022年5月3日。

こうべくつ家は15周年を迎えます。

 

ゴールデンウィークには工房で周年祭を開催します。

強く惹かれ合う仲間と共に。

 

振り返り、改めて思います。

 

作った1足の靴の後ろには、多くの方々のお力添えがあり。

その先には履いてくださる方々がいることを。

 

足元もおぼつかない私の。

支えられる15年だったと思います。

 

これからは。

誰かを支えてあげられる15年に。

 

決意を新たに。

15周年イヤーをものすごいスピードで駆け抜けます。

もちろん皆さんを巻き添いにして。

 

人生、いつ果てるともわかりません。

だからってわけではありませんが、一緒に楽しみましょう。

 

周年祭、お待ちしております!

(情報は追って!)

 

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