靴の戯れ言

こうべくつ家で作られる革靴やイベント、靴教室について

Before Dark の革小物

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□Before Dark の革小物

 

4月30日から始まる5月展にて。

ミニマムで愛らしい革小物が登場します。

 

作者は笠井一輝。

彼との出会いは11年前に遡ります。

 

 

 

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<以下、特設サイトより>

 

 

昨年、突然私の前に現れたその青年。

会うのはどうやらこれが2度目らしく、私は初めて会った11年前の記憶を必死に手繰り寄せました。

 

あの時。

目の前にいた青年は、なにくそと歯を食いしばり、革職人となり、そこで得た利益で私の靴を買いに来てくれたのです。

 

彼の名は笠井一輝。

ウォレットやコインケースなど。

 

極限まで排除された縫い目と丸いフォルムは、ミニマムでありながらどこか愛らしく。

でも決して甘くない。

 

この絶妙なバランス感に私と近いものを感じたと同時に、創作にかけたであろう途方もない時間を想像し、心が熱くなりました。

みなさま、是非作品に触れ、彼の強さを感じてください。

 

 

 

 

 

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□Before Dark・笠井一輝氏より

 

15周年おめでとうございます!

2010年、路地の中にあったこうべくつ家の工房で靴職人になりたいんだという想いを聞いて頂きました。

 

そんな僕に「君は働いて靴に携わりながら今ある情熱で靴を作ってみた方が良いよ」と声をかけられました。

その時の森田さんの言葉の熱量はずっと消えず、未だに覚えています。

 

その後は靴ではなく財布やカバンの方が自分の想いを表現できる事に可能性を感じ進み始め、気がつけば11年ほど経ち、工房を持ち、方向性が見えてきた頃、再びこうべくつ家を訪ねました。

僕の靴を作ってくださいと。

 

その再会から1年、共に並べられている作品に不思議な感情が湧き上がっています。

新たなスタートの予感と共に。

 

 

 

 

Before Darkの作品は4月30日より、オンラインストアでもオーダーいただけます。

*詳細は追ってお知らせいたします。

 

 

 

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伊吹拓 x kokochi sun3|marco

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□伊吹拓 x kokochi sun3|marco

 

現代画家・伊吹拓氏とのコラボレーション・シューズが5月展にてご予約いただけます。

 

キャンバスから剥ぎ取った、彼の過去の作品を繋ぎ合わせ、私なりに伊吹拓を再構築しました。

制作途中、生地を合わせながら、その作品の力に吸い寄せられるようで、意識を失いそうになりました。

 

それはまるで安いドラマを見ているようで、こんなこともあるものだと一人、工房で大笑いしたのは記憶に新しい出来事です。

 

デザインを選び、サイズと製法を決め、生地を貼り合わせる。

オーダーの際はお客様と”創る”を一緒に体験できればと考えています。

 

 

 

 

 

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□伊吹さんより15周年のメッセージ

 

最近、森田さんの顔を見て話をする機会が少し増えた。

出会って10年ほどになるのか、でもその間のほとんどは圧倒的な“くつ”の在り様に森田さんを感じていた。

“くつ”を履くことが森田さんといることだったんだけど。

 

顔を見て、そらして、言葉をかわして、黙る時間。

ふと目を見ると別の人に見えた。メガネの奥こんな目をしてたかなぁ。

とても澄んでいて、この瞬間にもこの人は“くつ”をつくっているんだろうな。

 

ほっといても時間は過ぎるし、同じ景色同じ毎日同じ感情が続くことはない。

時間はやってきてくれて、新しい角度、気になる予感、変わった印象を伝えてくれる。

 

あたりまえのことに何気なく気付くスイッチを用意してるのがこうべくつ屋の仕業。

スイッチに手がかかった時点で、押しても押さなくても変化していることに気付かされる素敵なお店。

 

 

 

 

 

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□伊吹拓プロフィール

1977年生まれ、京都府出身。

近年の主な個展.作品展示『spur』(16/梅田蔦屋書店)、『SHOW UP』(17/神戸大丸 M BASE)、『ART KAOHSIUNG』(17/台湾)、『葆光』(18/GALLERY wks.)、『beautiful motion』(19/GALLERY 301)『Painting Lap』(19/PORT ART &DESIGN TSUYAMA)ほか、こども園壁画制作やレストラン、ショールームなどの店内展示も多数。

2018年映画「コンプリシティ・優しい共犯」絵画監修・協力

 

 

 

 

 

 

www.kutsuya-koubou.com

 

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こうべくつ家15周年プレイベントライブ決定

4月23日、GWイベントに先駆けてプレライブを実施。

丸山茂樹氏を迎え、穏やかな時間をともに過ごしましょう。

 

ライブ後はゆっくりとお買い物をお楽しみいただけます。

 

 

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こうべくつ家15周年プレイベントライブ

『始まりのつづき』

 

◎日時

2022年4月23日(土)

OPEN 14:30

START 15:00

 

◎演奏

丸山茂樹

(歌、ギター、トンコリネイティブアメリカンフルートなど)

 

◎料金

3000円

定員15名・要予約

 

◎会場

「こうべくつ家」

神戸市須磨区須磨浦通り5-5-24

 

当日のみご利用いただける10%オフチケットを配布いたします。

 

 

 

丸山茂樹

兵庫県神戸市出身。

アコースティックギターネイティブアメリカンフルート、トンコリ口琴三線など様々な楽器と声で、日本全国内・世界各地へ旅をし、出会いを大切に、人・自然・思いをつなげる演奏を全国各地で展開。

 

『なにかしらバラバラになってしまっている今を、​丸山茂樹の音楽を通して取り戻したい。』

『人・自然・思いをつなぐかけ橋になりたい。』

『ただ伝えるだけでなく、考えてもらう音楽を追求したい。』

 

丸山茂樹の音楽を通して、新しい考えが生まれるきっかけをつくりだしたいと表現し続けている。

現在は東京を拠点に、様々な演出やプロデュース活動でも活躍中。

 

 

 

www.kutsuya-koubou.com

 

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2022年5月展

始まりのつづき

 

4月30日(土)から5月8日(日)

11時から18時 *5月6日は店休日

 

こうべくつ家

神戸市須磨区須磨浦通5−5−24

 

特設サイト 

https://www.kutsuya-koubou.com/event/2022_5gatsuten.html

 

 

 

駐車場はございません。

お車の際は近くのコインパーキングをご利用ください。

 

 

 

 

 

 

15周年を迎える

こうべくつ家 の始まりと続き

 

 2007年5月3日。ゴールデンウィークの渋滞に巻き込まれながら、仲間と共に運び込んだミシン。住居兼工房。古い2階建ての民家から こうべくつ家 は始まりました。「こおべのなぁ、家みたいなところでぇ、靴つくっとうからなぁ…。そうや!こうべくつ家 にしとけぇ。」と、酔っ払った先輩に強引につけられた屋号は今もなお健在です。

 

 15年を振り返り改めて思います。作った1足の靴の後ろには、多くの方々のお力添えがあり、その先には履いてくださる方々がいることを。これを感謝と言わず、なんというのでしょう。

 

 足元もおぼつかない私の、支えられる15年だったと思います。これからは、誰かを支えてあげられる15年に。決意を新たに。15周年イヤーをものすごいスピードで駆け抜けます。もちろん皆さんを巻き添いにして。

 

 本展には皆さんより一足先に巻き添えにした、惹かれる仲間たちの作品が集まります。おおらかで、ポジティブ。繊細で強い芯を持つ作家たち。それを映す鏡のような作品たちに、是非、会いに来てください。

周年祭、お待ちしております!

 

 

靴作家・森田圭一

 

 

www.kutsuya-koubou.com

一枚革のスリッポン

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もともとは1枚の楕円形の革。

そこの真ん中に切り込みを入れ。

木型に被せ、吊り込んでいく。

 

つま先から徐々に釣り込んでいったら、

踵がずいぶん余ってしまって…

 

どうしようかと考えあぐね。

折り畳んだら、見たこともない踵の形になった。

 

普通の職人さんなら考えるはずの。

どうやって綺麗にいせ込むかみたいなのが。

わたしには全くなくって。

 

そこの美意識は欠落しているようで。

少し困る時もあるのですが…

 

 

 

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が故に出来上がったデザインがこれ。

一枚革のスリッポン。

 

丸いです。

そして、ぽってりしています。

 

 

 

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名前は MUKU 。

先日オーナー様がお迎えに来てくださいました。

 

ゆっくり馴染ませて。

末長く履いていただけますよう!

ありがとうございました。

 

 

 

 

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15周年祭のイメージフォト

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『 始まりのつづき展 』@ こうべくつ家

 

2022年4月30日(土)から5月8日(日)

 

11時から18時

*5月6日(金)は店休日

 

兵庫県神戸市須磨区須磨浦通5-5-24-1F

お問い合わせはこちら

 

 

 

こうべくつ家15周年の展示・受注会を神戸の工房で実施します。

今回は多くの方々にご協力いただき、大規模なスケールでの開催となります。

 

皆様。

日程を押さえて、是非、工房までお越しください。

 

どきどきと。

夢のような時間を一緒に過ごしましょう。

 

詳細は追ってお伝えすることにして。

ひとまずはイメージフォトをアップいたします。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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靴作家のビスポークシューズ

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西成製靴塾のクラファンに参戦中です。

出展中の商品は、靴作家のビスポークシューズ。

 

デザインを話し合い。

木型を、履く人の足に合うように作り。

製法や素材を吟味します。

 

結果。

 

世界に一つだけの、

何年も、何十年も履きながら

使い手とともに育つ、オリジナルシューズが完成します。

 

 

 

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これは私にとって初の試みであり。

挑戦でもあります。

 

誰か一人のための創作。

ってどんな感じなんだろう?

 

 

 

 

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と。

 

心がワクワクとしていて。

同時にソワソワを不安を抱えています。

 

そんな時に生まれるモノは

大抵がキラキラしています。

 

 

 

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靴職人ではなく。

靴作家のビスポークシューズ。

 

それは。

 

遊び心があり。

悪戯なディティールでありながら。

芯をついた、一生履けるモノ。

 

“革靴” ではなく、あえて”モノ”

 

カテゴリーやジャンルを超える。

概念をもなくしたところにある”モノ”。

その可能性を一緒に創ってみたいなと感じています。

 

 

 

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クラファンの終了まで約1週間。

 

なんかおもしろそーだー。

って方は是非、ご協力ください。

 

いただいたオーダーは

皆さんおご要望に応えられるよう

必死にしがみついてお作りさせていただきます。

 

どうぞ、よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

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□靴作家のビスポークシューズの作り方

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1.まずはデザインを決めます。

 

オンラインでも、

実際にお会いしてでも。

いろんな妄想をぶつけ合いましょう。

 

 

 

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2.マイ木型を作ります

 

自分の足にぴったりの木型を作ります。

メジャーリングシューズという特殊な靴を使います。

これがあれば合えなくても採寸ができます。

マイ木型を作っておくと、2足目以降もこれで作れますね。

 

 

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3.色、素材、製法を吟味

 

どの色・素材で。

どの製法で。

などを具体的に決め、ラフサンプルを作ります。

 

出来上がったラフを履いてみて、変更点などを見つけていきます。

そして、いよいよ本番の制作へ。

 

 

 

 

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4.完成・納品

 

世界で1足。

皆さんにとっても、私にとってもかけがえのない靴となるでしょう。

最高の1足をお渡しできるよう、尽力します。

 

歩くこと。

身につけることを楽しめる1足を!

 

 

 

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