靴の戯れ言

こうべくつ家で作られる革靴やイベント、靴教室について

革靴作りの素材・技術について

ハンディーマルチルーターがクラフトスニーカーの救世主?

昨年からカップソールを施した、いわゆるクラフトスニーカーなるものをリリースしています。 カップソールとはアディダスのスタンスミスなどにみられる、カップ状のソールのこと。 吊り込み終え、木型に沿ったアッパーを、カップソールと圧着するのですが、…

”生きる” の意味を手繰り寄せる革

□”生きる” の意味を手繰り寄せる革 田畑を荒らした動物を害獣と呼び、毎年多くの野生獣がその命を落とします。 その数は年々増え、農家にとっても、動物にとっても ”よくない” 状況が跡を断ちません。 私たちが生きるために、山を開き。 家を作り、田畑を耕…

NEW MATERIALS

9月展より展開される新しいレザー。 様々なデザインでオーダーいただけます。 ● DIORAMA 兵庫県姫路市。とあるタンナーで見つかった何十年前のヴィンテージ・レザー。そのニベ(裏)部分を採用。特別カラーであるマップ、ホワイトはそのランダムな毛足を生…

足元に遊びゴコロを!

お客様: ここが切れてさ、なんとかなる? 私:縫い目が見えてしまいますが、なんとかなりますよ 。 と、イベント先から工房に持って帰ったリペア・シューズを眺めながらふつふつと。 悪戯心に火がつきました。 無双で縫われた履き口に数センチのほつれ。 普…

そよぐ風をイメージした革|BUILD with Portierra

そよぐ風をイメージした革|BUILD with Portierra このプロジェクトのための素材選び。 アッパーとなる素材を探していました。 イメージは「そよぐ風」 マットなスムースレザー、革の繊維に少し空気を孕んだ、ふわりとした肌触り。 たどり着いた先は「ポルテ…

NEW MATERIALS!

華のような足元を 気持ちを上げる、色とりどりのレザー 昨年春から展開中の アラスカ・レザーに新色2色(チョコ、ラズベリー)が加わり一新。 また一昨年、惜しくも廃盤となったクードゥー・レザーが 限定色2色(アイボリー、レモンイエロー)を加え復刻。…

新しい革

2021年4月末より、新しい革がラインナップに加わります。 画像はALASKAレザーのチョコとラズベリー。 その他にも美しいネイビーのイタリアンレザーや、新色を加えた復刻レザーなど。 見るだけでも心躍るマテリアルでお届けいたします。 近日、詳細アッ…

ラスト・カスタマイズ

足の形にほど近い木型を使って作られた靴は、そうではない靴より俄然履き心地がよいわけです。 でも、ゼロから自分用の木型を作るとなると、相当コストがかかるので気軽に作るわけにはいかない。 横幅が狭く甲が薄い人も。 横幅が広く甲が高い人も。 ”誰でも…

ブルーム

アラスカレザーの特徴は、革の表皮を覆うロウの膜。 使い続けると擦れた部分のロウが取れ、革の地の色が顔をのぞかせ濃くなります。 このコントラストがなんともいえず美しく、この革の持つ特徴の一つだったりします。 このブルームと呼ばれるロウの膜。 ど…

靴の95%を革で占める

画像は zanpano を作るときに必要な材料。 kokochi sun3 ブランドの革靴のほとんどに使用される、革の割合は95%を占めます。 残りの5%は靴紐や、ソールの中に入るコルク、シャンクと呼ばれる鉄製の芯など。 そのすべてのパーツに使用される革は吸排出性に…