2021-02-23 鉄で革を染める marco / 異国の地、労働者階級の少年の靴 革の表皮をわずかに毛羽立たせ、それを鉄で染めると画像のようなグレーになります。 染める前はベージュの革なのですが、革の中に含まれるタンニン(植物の渋)が鉄の成分と化学反応を起こし、このような色になります。また履き込んで時間が経つと表面のグレー味が退色していき、地のヌメ革が飴色になって現れてきます。その茶色がかったグレーの色味は、なんとも言えず魅力的な色味に変化してくれます。 革のエイジングを楽しみながら、長く履いていただきましたら幸いです。 www.kutsuya-koubou.com