靴の戯れ言

こうべくつ家で作られる革靴やイベント、靴教室について

靴職人のためのアトリエパンツと、それにまつわるモノとコト

一昨年は

アトリエコート。

 

昨年は

アトリエシャツ。

 

そして今年は

アトリエパンツ。

 

新潟の伝統的な綿織物・亀田縞を使い、UTOPIAの佐藤悠人氏と作り上げた、靴職人のための作業服。

 

野良着としても使われてきた亀田縞の強さ、そこに靴を作る時に必要なディテールを落とし、また普段着としてそれがデザインとなるように作られた作品たち。

 

道具として機能すること。

機能美がデザインとしてあり、心踊ること。

リペアをしながら長く使えること。

 

私がシューズにこめるそれらを、同じくこのアトリエ・シリーズに詰め込んだつもりです。

 

期間中はパンツと共にコートとシャツもオーダーいただけますし、UTOPIAのアイテムたちが所狭しと会場を彩ります。

 

5月5日、6日は佐藤悠人氏も在廊し、皆様をお迎えします。

秀逸な作品たちに、ぜひ袖を通しにいらしてください。

 

お待ちしております。

 

 

 

 

イベント詳細

kutsuya-koubou.hatenablog.com

 

夏に肌は極力露出したくない。けれど装いに清涼感があって欲しいと、洋服を選ぶ方のための、ジェンダーレスなミュール

上品で色気のある

それでもって慎ましい佇まいのサンダルを創りたいと思いました。

 

決して主張せず。

それでも、そっと、コーディネイトを支える秀逸な存在であるようなサンダル。

 

デザインは、つま先の見えるオープントゥではなく、クローズ・トゥ。

 

夏に肌は極力露出したくない。

けれど装いに清涼感があって欲しいと、洋服を選ぶ方のためのシューズです。

 

1枚革で覆われた甲の部分、その履き口はたおやかに縫い目を見せず

ストラップは強度を保てるギリギリまで細く繋ぎました。

 

デザインのバランスをとるために、細部に渡って作り込んではいるのですが

際立って見えるのはその2点くらいでしょうか。

 

とてもシンプルなミュール。

必要な要素のみを施したサンダル。

 

創作のためのリサーチで、あまりにもデコラティブなデザインが多いことに違和感を感じ

自分なりにその対極をカタチにしてみたらこうなりました。

 

” ある日、ここに在る ”

 

その人のもとに、はじめから在ったように

気分やスタイルと、すっと一つになれる靴を。

 

カテゴリやジェンダーという要素を分解して

”ここに在ってほしいもの”を、ゆっくり再構築する時間を。

 

そんなこんな。

感じていただけるシューズになったのではと。

 

4月27日からのアトリエ5月展にてご試着いただけます。

ぜひお越しください。

 

 

 

□商品詳細

BUILD|n7. mule

¥27,500- (incl.tax)

 

・アトリエでの5月展にて受注受付

オンラインストアは、ゴールデンウィーク明けに更新予定

 

 

 

——————————————————

 

2024年5月展

SANDALS

2024年4月27日(土)から 5月6日(月祝)

11時から18時  *5月1日(水)は店休日

https://kutsuya-koubou.hatenablog.com/entry/2024/04/06/180000

 

 

 

 

ゴールデンウィークは、新作ミュールサンダルとアトリエパンツ|5月展にて

毎年恒例となった5月展が、ゴールデンウィークに開催されます。

今回はBUILDの新作サンダルが、新しいマテリアルとともに登場です。

そして、新潟のファッション・ブランドUTOPIA と共作のパンツもリリース。

本日は5月展の情報をお届けします。

 

5月展|SANDALS

 

2024年4月27日(土)ー 5月6日(月祝)

11時 ー18時  *5月1日(水)は店休日

 

こうべくつ家

兵庫県神戸市須磨区須磨浦通5−5−24

078−732−7740

https://www.kutsuya-koubou.com

 

無駄をなくし、どんなコーディネイトにも溶けるようにとデザインされた、BUILD の新作ミュール 。

それとは対照的に、個性的な足元を演出してくれるであろうギャートル・サンダルなど。

本展では新旧の夏を涼しげに彩るサンダルたちが店頭に並びます。

色や素材を変え、あなただけの1足を。

 

また同時開催といたしまして、

新潟のファッション・ブランド、 UTOPIAと共作のアトリエパンツもリリース。

5月5日(日)、6日(月祝)はデザイナー・佐藤悠人氏が在廊し、皆様をお迎えいたします。

 

何年も、何十年も、使い続けるためのモノ・コトを。

ご来店お待ちしております。

 

靴作家・森田圭一

 

 

 

新作ミュールサンダルについて↓

kutsuya-koubou.hatenablog.com

 

 

UTOPIA

shoemaker’s atelier pants

 

靴職人がアトリエで履くパンツを

UTOPIA・佐藤悠人氏に依頼しました。

 

現場で使うからには丈夫でなければいけませんが

ただの丈夫なパンツを作るつもりはありませんでした。

 

着ていて気持ちが踊る服。

「よし今日も」と、心が勇む服。

 

日常の道具としてある服に、そんなチカラを込めたかったんです。

 

そんなこんな。

本作のテーマは「変化」

 

日々、作業台がわりに使う職人の太ももあたり。

強度を保つため二重にした生地がデザインの始まりでした。

 

まるでもう一着履いているような

滑稽でいて、美しい佇まいが、機能美として生まれました。

 

裾は紐で調整します。

緩めてベイカーパンツ、絞ってバルーンパンツ。

 

まだまだ飽き足らず

後ろ、前が反対でも履けるような細工もしてあります。

 

全部で四通り。

わずかにディテールを変えながら、コーディネートに溶けるパンツ。

 

やりすぎたか・・・?

 

しかし、それらをうまく繋ぎ合わせたのが

新潟の伝統的な綿織物である ” 亀田縞 ”

 

野良着をルーツとし、水に強く、洗うほどに体に馴染むそれは

実に素朴な風合いを醸し出していて

 

本作が行きっぱなしのデザインになっていないのは

マテリアルのチカラが、調性を保っているからだと感じます。

 

機能と装アイデア、その巧みなバランスを孕んだアトリエ・パンツをお楽しみください。

 

 

 

 

UTOPIA|靴職人のアトリエパンツ

price : 42,900yen (incl. tax)

material : 亀田縞

color : ブラック、キナリ、ネイビー、グレー

size : ユニセックス・3サイズ展開

delivery : 約2ヶ月

 

*5月5日(日)、6日(月祝)はデザイナー・佐藤悠人氏が在廊し皆様をお迎えします。

*また期間中はUTOPIAのさまざまなアイテムが店内を彩ります。

 

アトリエシリーズ詳細

kutsuya-koubou.hatenablog.com

 

 

何年も使い続けるための、靴の定期点検

 

イベント期間中、あなたのシューズをご持参ください。その場でケアをしながら、シューズの点検をさせていただきます。何年も使い続けるためのコツを知る。それだけでモノの寿命はぐっと長くなります。革、靴、足の、そんなこんなをひとつ、ふたつ。あなたと共有できれば幸いです。

 

*お持ちいただくのは何足でも構いません。

*対象のシューズは こうべくつ家 で作られたものに限らせていただきます。

*リペアが必要な場合はお預かりとなる場合がございます。

*遠方の方は郵送にてで対応させていただきますので、その場合は事前にご連絡ください。

 

【お問い合わせ】mail@kutsuya-koubou.com

 

 

 

 

 

オンラインストアはこちら

kokochi333.fashionstore.jp

旧ブログはこちら

kokochi-333.jugem.jp

www.kutsuya-koubou.com

4月2日(火)、臨時休業のお知らせ

【 臨時休業のお知らせ 】

 

明日、4月2日(火)はショップオープン日となっておりましたが、諸用のため臨時休業とさせていただきます。

 

ご来店予定だったお客様にはご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご了承くださいませ。

 

宜しくお願い致します。

 

なお、4月3日(水)は予定通り11時から16時にてオープンの予定です。

 

 

こうべくつ家

温かくて、温かい

 

埼玉・温々での展示が無事終了いたしました。

 

3年振り、3回目となる同店での展示。

多くの方にご来場いただきました。

 

あたたかく、穏やかなお客様とスタッフの皆さん。

美味しいお料理や、凜とした佇まいを醸し出す空間。

 

どれもが「温々らしさ」を孕んでいて、それらに包まれるように靴たちが在った、とても幸せな時間でした。

 

オーダーをいただいた皆様。

また、現品でお買い上げくださった皆様。

お会いできた方も、そうでない方も、ご来場ありがとうございました。

 

オーダーのシューズたちは、早速制作に取り掛かります。

お手元に届くまで、今しばしお待ちくださいませ。

 

次回はまた、3年後になるでしょうか。

その時までに「わくわく」がいっそう詰まった靴たちを創造しておきます。

 

ご期待ください。

では、作業に戻ります!

 

ーーーーーーーー

 

cafe & gallery 温々

 

337-0001

埼玉県さいたま市見沼区丸ヶ崎1856

048-686-3620

 

cafe-nukunuku.com

 

 

 

 

 

オンラインストアはこちら

kokochi333.fashionstore.jp

旧ブログはこちら

kokochi-333.jugem.jp

www.kutsuya-koubou.com

神戸でのアトリエショップ営業日

4月のアトリエショップ営業日となります。

 

27日からはイベント5月展が実施となります。

こちら、詳細は追って更新いたします。

ご期待ください。

 

靴、革、足のことを

あなたと、お話しできれば幸いです。

 

お気軽にお越しください。

お待ちしております。

 

 

会場:こうべくつ家

住所:神戸市須磨区須磨浦通5−5−24

お問い合わせ:mail@kutsuya-koubou.com

 

・アポイントは必要ありません。

・駐車場はございませんので、お車でお越しの際は、お近くのコインパーキングをご利用ください。

 

 

 

オンラインストアはこちら

kokochi333.fashionstore.jp

旧ブログはこちら

kokochi-333.jugem.jp

www.kutsuya-koubou.com

17年のうちに堆積した多様性を孕んだ靴たちは、様々なモノ、コトへの感謝の証だ。

こうべくつ家 というアトリエを開設して17年になる。

長いようで短くもあるその歳月の中で、私はさまざまな靴を作ってきた。

 

1枚革で仕立てたくしゅくしゅの靴から、スニーカー。

端正なビジネスシューズや、果ては右足でも左足でも履ける靴など。

 

それらは大きく2つの大分類に分けられている。

 

こんな靴があったら面白い。

という自身の創造欲に従ってできたものがひとつ。

 

それと。

 

こんな靴を履きたい。

という履き手の要求にアジャストしたものがひとつ。

 

テイストもプライスも、それらはまるで異なったものではあるが、またある特定の「何か」をも孕んでいて、その「何か」が調性を保っていることに気づく。

 

そう、この多様性こそが、私の得意技だ。

 

靴を作ることで誰かに喜んでもらえる事を、世界の端っこの方で息苦しく生きていた私に教えてくれたのが皆さんで、それが私にとって生きる糧となり、やがて生業になった。

 

17年のうちに堆積した多様性を孕んだ靴たちは、様々なモノ、コトへの感謝の証だ。

 

明日から埼玉にて展示が始まる。

詳細は以下。

 

是非、お越しください。

 

 

 

靴作家・森田圭一

 

 

埼玉にて、多様性を楽しむ靴作家・森田の世界

 

 

2024年3月12日(火)ー 3月24日(日)

『 靴作家・森田圭一、その多様性 』

 

cafe & gallery 温々

 

337-0001

埼玉県さいたま市見沼区丸ヶ崎1856

048-686-3620

 

10:30 - 20:00

*作家在廊:3/23,24

*月曜定休

 

 

 

一生履ける靴

軽くてシンプルな靴

靴かどうかもわからない靴

 

革靴も、スニーカーも。

様々な角度から「靴」について考えたらこうなった。

 

靴作家・森田圭一の多様な作品たちを体験ください。