靴の戯れ言

こうべくつ家で作られる革靴やイベント、靴教室について

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

3月のアトリエショップ営業日

作業の関係で少ない営業日となった2月のアトリエショップ。 それでも多くの方が、靴を注文してくださったり。 また受け取りに来てくださったり。 そのあたたかく流れる空気に「靴作っててよかったなぁ」と皆様に感謝でした。 ご来店いただいた皆様、ありがと…

埼玉にて、多様性を楽しむ靴作家・森田の世界

約2年半ぶりとなる温々での受注会が開催いたします。 今回はブランドの垣根を越え、靴作家・森田の創造する靴に視点を当て、その多様性を楽しんでいただければと考えております。 3月23日(土)、24日(日)は森田も在廊し、皆様をお迎えします。 空間も、お…

"違和感"から生まれた、オーセンティックなクラフトスニーカー

コロナ禍に、多くの人々の生活が変わりました。通勤時の服装も、ずいぶんラフになったような気がします。パンツスーツの女性の足元は、パンプスからスニーカーに。男性もまたしかり。しかしその姿は、私にはとても滑稽に見えました。なぜなら、足元にあるス…

ハンディーマルチルーターがクラフトスニーカーの救世主?

昨年からカップソールを施した、いわゆるクラフトスニーカーなるものをリリースしています。 カップソールとはアディダスのスタンスミスなどにみられる、カップ状のソールのこと。 吊り込み終え、木型に沿ったアッパーを、カップソールと圧着するのですが、…

右脳から、ようやく引っ張り出してきた靴作家の言葉

創ることが私の仕事です。 そして。 その、創ったものをどのように伝えるべきかを延々と考えていました。 私は靴を創ります。 田畑を荒らす ”害獣” と呼ばれてしまった、鹿や猪のジビエレザーを使い、あたかもシンプルに見えながらも “いま、ここにあって欲…

暇な「ストリート靴職人」が引き受けた、靴作りを教えること

神戸の片隅で靴教室をやっています。 きっかけは、15年ほど前。 とある道すがらに出会った女性のことばから。 「わたし、靴を作ってみたいんです」 当時私は「ストリート靴職人」と名乗り、各地のアートイベントやカフェなどで、靴の実演販売をしていました…

「組み立てる靴?」その育て方とエイジング

お客様から修理の依頼で帰ってきた “kamma(カンマ)” そのエイジングの美しさに思わず声が漏れました。 もとの色はグレー。 タンニンなめしのそれは、茶味がかってきていて「アジ」が出てきています。 いえいえ。 それもそうなのですが。 足の形になってる! …