グレー・レザーのアクセントに施した、ホースレザーのワイン（タン部分）。 そこにもう少し存在感を出すために、靴紐とソールの出し糸を同色で配しました。 両の糸（紐）の”ワイン”色は、工房で染めたもの。 タンの色に合わせるように調色したものです。 こ…

アッパーにホースレザーを使用して作られた ” THE MUSIC ” ソールはダブルソール（２層）のノルベジェーゼ製法で、 ソールの側面に丸みを持たせたラウンドソールとなっています。 アッパーのデザインに負けないくらいのソールの堅牢度がたまりません。 それ…

こうべくつ家の靴教室の受講コースは３種類。 そのうちの１つに「 数日で作る靴教室 」というコースがあります。 このコースは、１５時間ほどで決められたデザインを完成させるのですが、 今回、新しく作ることのできる２デザインがラインナップに加わりまし…

靴を作りたいんですと、 １０年前に現れた青年が、今ここに立っている。 あの時の記憶を精一杯、手繰り寄せながら、 薄ぼんやりと甦りつつある残像に、懐かしさが込み上げてくる。 あの時。 青年は靴作家になりたいと、悶々としていた。 私は有名になりたい…

６月５日から１３日まで。 ゴールデンウィークに延期となった「５月展」の振替日程として、 工房で実施していたイベントが無事終了いたしました。 期間中、エスプリの効いた 個性あふれるオーダーをいただいたり、お渡ししたり。 １足づつ手仕事で制作する革…

路地裏の靴作家 vol.18 場所：神楽坂・インタレスト 日程：２０２１年６月１９日（土）から６月２７日（日） 時間：１２時から１８時 店休日：火曜日 所在地：東京都新宿区袋町2 鈴木ビル1-A 問い合わせ：03 6457 5360 神楽坂インタレストにて、１８回目とな…

こうべくつ家の靴教室。 ８月のスケジュールを更新いたしました。 HPにてご確認ください。 画像は生徒の作成中の靴。 使い古したサイドゴアを分解して、作り替えています。 自由な発想で、どんどんトライしていく生徒たちに、頑張ってついていく私です 笑。 …

www.youtube.com レザーソールになるのは、厚さ約５ミリの成牛の革。 とても分厚く、硬い革底を形成するには水を使います。 大きめに裁断したソールにまず糊を塗り、 糊の乾燥後、革を水に数時間浸しておきます。 そうすると、水を含んだ革の繊維は膨張し柔…

延期となっていた５月展が、工房にて開催中です。 靴の製作現場を生で体感いただきながら、その世界観をご堪能ください。 画像は ”ザ・ミュージック” という名の靴。 ３月にオーダーいただいていたお客様へ、お渡しをさせていただきました。 こちらは私にと…

ラスト・カスタマイズ で制作されたザンパノ ラスト・カスタマイズとは、使い手の足に合わせた木型を作るサービスです。 足に合った木型で革靴を作ると、”履き心地がよい”とはこのことを言うのだと実感いただけると思います。 画像のお客様は足の横幅が薄く…

www.youtube.com YOUR SHOES｜GYATOR 005・オールシーズン履けるサンダル 革製のカップソールが足を包み込む、履き心地の良いサンダル。 サンダルといっても、つま先は見えず、靴下を履いて、長い季節履いていただけます。 今回オーダーいただいたのは、グレ…

滋賀・DE OJAL、受注会終了いたしました ５月２２日より開催しておりました、 滋賀・DE OJAL での受注会が無事終了いたしました。 こだわりのある、真の通った空間に展示された靴たちは、 いつもより幾分か、背筋をぴんた伸ばした格好で立っていたようにも見…

こうべくつ家の靴教室。 ７月のスケジュールを更新いたしました。 HPにてご確認ください。 画像は生徒の作りかけのサンダル。 KUDUレザーを使用した、プリミティブで独創的な作品です。 www.kutsuya-koubou.com

そよぐ風をイメージした革｜BUILD with Portierra このプロジェクトのための素材選び。 アッパーとなる素材を探していました。 イメージは「そよぐ風」 マットなスムースレザー、革の繊維に少し空気を孕んだ、ふわりとした肌触り。 たどり着いた先は「ポルテ…

www.youtube.com グレーのボディーに施されたのは、ダーク・グレーのソール。 そこにピリッとボルドーのアクセント。 靴紐とソールの出し糸は同じ染料で後染をしているので、 色に統一感があります。 そして靴全体の雰囲気を柔らかく見せてくれる 丸くシェイ…

大学時代から２０年余り。 親友のお二人が、１か月に一度、会う場所がここ靴教室。 １コマ２.５時間。 時に雑談を交えながら、マイペースで靴を作り上げます。 今までたくさんの靴を作ってこられたお二人ですが 今回は少し難易度の高い作りに挑戦でした。 出…

２０２１年５月展 CRAFTWORK 延期となっておりました５月展を以下の日程にて開催いたします。 みなさま、お誘い合わせの上ご来店ください。 □日時 ６月５日（土）から６月１３日（日） １１時から１８時 ＊6/10は定休日 □場所 こうべくつ家 神戸市須磨区須磨…

Title 森田 と 山田 場所：DE OJAL 日程：２０２１年５月２２日（土）から５月３０日（日） 時間：１１時から１９時 店休日：火曜日 所在地：滋賀県犬神郡豊郷町下枝８３−２ 問い合わせ：info@de-ojal.com / 080 1351 8295 滋賀のギャラリーにて革靴の受注会…

www.youtube.com お客様との出会いは、かれこれ１０年ほど前。 工房がまだ古い一軒家でやっていた頃からのお付き合い。 通勤時に歩く時間は約１時間。 １足の靴の出番は週に２回ほど。 何足かをローテーションしながら履いていただいている靴たちは、 定期的…

”足元に音楽を” ポップミュージックの様々な要素を１足の中につめこんだ その名も、ザ・ミュージック という名の革靴。 画像はお客様のオーダーの品。 アッパーはピンク。 ソールはマットブラック。 甘いピンクのアッパーを ピリッと引き締めるように施され…

４月２２日から５月９日まで、工房店オープンしておりました。 ご来店いただきました皆様、ありがとうございます。 次回オープンは６月５日（土）から６月１３日（日）を予定しております。 詳細決まりましたら改めてご報告いたします。 よろしくお願い致し…

気を衒ってデザインされた線よりも、たまたま出てきた、もしくは様々な外的要因により、必然的にそうしなければならなかった線が、予想打にしなかったデザインとなることがしばしばあります。 初めて見た時に「違和感」を抱く、靴の先端に弧を描く線。 それ…

指が見えないサンダルをと、お客様からのご要望で、昨年リリースすることになったギャートル005が現在も変わらず人気です。 今回オーダーいただいたのは、アイボリー、レッド、グリーンの３色を巧みに使用した逸品。 沢山の色を使用したにもかかわらず、すっ…

大型連休の渋滞に巻き込まれながら、仲間たちとともに運び込んだミシン。２００７年５月３日。住居兼工房の古い一軒家から、こうべくつ家が始まりました。 金なし、コネなし、技もなし。 当時は無いものばかりの工房で、仕事などほとんどありませんでしたが…

kokochi sun3 / GYATOR 006 ストーリー｜アメカジと原始時代 足を包み込むように仕立てられた革製のミッドソールは、履きこむごとに馴染み、まるで足のように機能してくれます。このカップ状のミッドソールの名はギャートル・ソール。名前の由来はアニメ「は…

BUILD with Portierra 003・ストーリー｜甲を覆うということ デザインをするにあたり、まずはルールを決めました。それはどんなデザインになっても“甲を覆う”ということ。歩行時、足を蹴り出す時、靴の甲にはかなりのテンションがかかります。そこを革で覆う…

４月２５日に緊急事態宣言が発令されたので、 ２４日から工房で始まったイベントは１日で終了となりました。 そして翌日２５日からは通常店舗営業となっております。 急にイベントがなくなったわけですが、その名残はやはり残るわけで、 ディスプレーも商品…

４月２５日より兵庫県下に３度目の緊急事態宣言が発令される動きとなりました。 それに伴い、工房にて実施中のイベント「５月展～CRAFTWORK～」を中止・延期いたします（振替日程は６月５日（土）から６月１３日（日）を予定）。 また、イベントは延期となり…

古き良きアメリカを彷彿とさせるチャッカブーツ アッパーのデザインは、古き良き時代のアメリカを彷彿とさせるチャッカブーツ。決して長くない絶妙な丈や広く開いた履き口。必要最小限に短いシュー・タンや寸詰まりぎみのつま先のバランスなど。“あの時代”の…

革の隙間から見せる、コーディネイトの提案 例えばクロップド丈のボトムスに素足で履く００３（本品）は 男女ともに暑い夏の日のコーディネイトに欠かせない存在になってくれるはず。 ですが注目したいのはそれ以外の季節。 肌寒い春秋は、靴下で合わすこと…